『本物の魔女の実践ガイド「魔女の教科書」編』

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本エントリは『本物の魔女の実践ガイド「魔女の教科書」編』のレビューです。
本エントリを執筆するにあたって2018年12月に魔術堂さんで頒布された『本物の魔女のブックガイド「魔女の教科書」編』との対比も織り交ぜてゆきます。
なお、本エントリでは 『本物の魔女の実践ガイド「魔女の教科書」編』 を『実践ガイド』、 『本物の魔女のブックガイド「魔女の教科書」編』を『ブックガイド』と表記致します。

1.イントロダクション

『ブックガイド』では「『魔女の教科書』人気と不人気の背景」というタイトルで『魔女の教科書』および著者のスコット・カニンガムの背景について言及しているのに対し『実践ガイド』では「スコット・カニンガムとウィッカ」というタイトルでスコット・カニンガムにフォーカスしながら『魔女の教科書』にも言及をする、という体裁を取っています。

両ガイドを併読して頂けるとわかるのですが『実践ガイド』は「完全な書き下ろし」であり『ブックガイド』を所有していても十分に読み応えのあるイントロダクションとなっています。
また『ブックガイド』を所有していなくても『実践ガイド』だけでもスコット・カニンガムという人物および『魔女の教科書』の執筆背景を知るには十分な資料といえるでしょう。

カニンガム版「ウィッカ」適正テスト(新規)

『実践ガイド』には「カニンガム流ウィッカ」、引いては『魔女の教科書』の実践に特に向いているかのテストが掲載されています。
これは『ブックガイド』には掲載されていないものですし『魔女の教科書』にも掲載されていないものです。

勿論、テストを受けなければ『魔女の教科書』を使った研鑽が出来ないというものではありませんし、テストが必須項目だ、とまでは言いませんけれど、目安となると思いますので、一度やってみると良いでしょう。

テストの内容について「なぜ、これがテストの項目となっているのかを『魔女の教科書』をはじめ、魔女に関連する書籍を読んだり実践を重ねながら考察してみるのも面白いと思いますよ。

2.カニンガムのウィッカ思想

『実践ガイド』の『カニンガムのウィッカ思想』では原書(英文)での『魔女の教科書』がどのような構成であり、邦訳本ではどの部分が割愛されているのかを解説しています。

『ブックガイド』では「この解説書の執筆にあたって」以降は概要を解説しながら誤訳となっている部分を解説する、というスタイルを採用している点に違いがあります。

3.『魔女の教科書』を実践する(新規)

『実践ガイド』のメインディッシュとも言える部分です。
『魔女の教科書』を実践するにあたって、著者の楠瀬さんのアドバイスが書かれています。
勿論「これに従わなければ実践出来ない」という絶対的なルールが提示されているのではなく「こういうふうに考えたり、取り組んでみると良いですよ」というアドバイスが提示されている、と理解すると良いでしょう。

付録:日本語版の翻訳について

『ブックガイド』では『解説』の中に織り交ぜながら執筆されている日本語版『魔女の教科書』にある誤訳を纏めて紹介しています。
『ブックガイド』での指摘は誤訳修正というよりは解説に近く『実践ガイド』のほうがハッキリとわかります